CV(定電圧)充電対応電池向け 充電用レギュレータIC /電池電圧監視ICを開発

トレックス・セミコンダクター株式会社(東京都中央区 代表取締役：芝宮　孝司　以下トレックス)は、CV(定電圧)充電対応電池に特化した、充電用レギュレータIC XC6240と電池電圧監視IC XC6140を開発しました。

近年、半固体電池、全固体電池などのさまざまな種類の電池が開発されており、それらの電池はCV(定電圧)充電対応のものがあります。今回、弊社は2.3V系のリチウム2次電池を定電圧(CV)充電することができる充電用レギュレータICと電池電圧監視ICを開発しました。

充電用レギュレータICは、2.3V系のリチウム2次電池の充電電圧に対応した出力電圧となっており、ばらつきを考慮しても2次電池の上限充電電圧を超えない充電が可能となっております。また、充電を行っていない時の2次電池から充電ICへのシンク電流を小さく抑えることができ、電池駆動時間の長時間化に大きく貢献できます。

電池電圧監視ICは、2.3V系のリチウム2次電池の電池特性に最適化された検出電圧、解除電圧が設定されています。検出電圧は用途と電池の内部抵抗に合わせて 1.6V~2.2Vの間で選択できます。解除電圧は 2.475V固定となっており充電用レギュレータで充電開始することで解除する電圧に設定されます。

両製品ともパッケージは小型低背パッケージ(XC6240：USPN-4, USP-6B06 / XC6140：USPQ-4B05)に加えSSOT-24を用意しており、小型化、低背化を求められるIOT機器、ウエアラブル機器、医療機器等に搭載可能となります。

図1.XC6240とXC6140を使用したIoT機器電源ソリューション

図2.XC6240,XC6140搭載した基板一例

発売概要