オームの法則とは?
オームの法則は、直流回路における電圧・電流・抵抗の関係を表す最も基本的な法則です。
この法則は、「電流は電圧に比例し、抵抗に反比例する」という関係を数学的に表現したもので、回路を流れる電流を計算したり、必要な抵抗値を求めたりする際に不可欠です。
電圧(V) = 抵抗 (R) × 電流 (I)
- 電圧(V)[単位:V]:電子を押し出す力
- 電流(I)[単位:A]:電子の流れる量
- 抵抗(R)[単位:Ω]:電子の流れを妨げる度合い
インピーダンスとは?
インピーダンスは、オームの法則を交流回路に拡張した概念です。
交流回路では、抵抗 (R) だけでなく、コイル(インダクタンス、L)やコンデンサ(キャパシタンス、C)といった、周波数によってその振る舞いが変化する部品が存在します。
インピーダンス (Z) は、これらの交流回路における抵抗の役割を果たすものです。
インピーダンスは、交流信号の周波数によって値が変化するため、抵抗 (R)、コイル(インダクタンス)、コンデンサ(キャパシタンス)の合成として扱われます。
電圧(V) = インピーダンス (Z) × 電流 (I)
・インピーダンス (Z) [単位:Ω]: 抵抗、コイル、コンデンサの3つを合わせた、交流電流の流れを妨げる度合い。
インピーダンスを構成する2つの要素
インピーダンス (Z) は、実数成分の「抵抗 (R)」と虚数成分の「リアクタンス (X)」で構成されます。
- 抵抗(R)[単位:Ω]:直流成分も交流成分も妨げる要素。
- リアクタンス (X) [単位:Ω]:コイルやコンデンサなど、周波数によって電流の流れを妨げる要素。
つまり、インピーダンスは、周波数に依存しない抵抗 (R) と、周波数に依存するリアクタンス (X) の組み合わせであり、これが交流回路を解析する上で非常に重要となります。
トレックス・セミコンダクター 2005年入社。
DC/DC等の電源IC開発に6年携わった後、オフラインLEDドライバの技術サポートを3年従事。その後、トレックスの電源IC顧客向け技術サポートを担当。
開発で培った知見と、長年の顧客サポートで蓄積した電源関連やトラブル事例対策の豊富なノウハウを基に、トレックス製品の技術サポートや製品提案に従事しています。
顧客サポートの一環として、設計支援ツールの開発も手掛け、お客様の設計プロセスを強力に後押しします。