投稿日 : 2023年6月16日 / 最終更新 : 2023年7月28日

ここでは実機特性比較ツールの基本的な使い方や各種特性の確認方法を説明します。
ここで示す方法で実機特性や実装面積を確認することで、”最適なIC選定” や ”実測結果との比較・確認” 等に活用して頂けます。

1. 基本的な使い方

入力項目に比較したい電源仕様を入力するだけで、DC/DCの実機特性を比較可能です。
6製品まで同一のグラフや一覧表で、特性/実装面積/BOMを比較することができます。

また絞り込みフィルタも搭載しているため、希望の特性の製品を絞込みが可能です。

Step 1. Topologyの選択
Step 2. 動作モードの選択
Step 3. 電源仕様の入力
Step 4. 製品の選択 / 製品の絞込み
Step 5. 特性の確認

Step1. Topologyの選択

比較したいDC/DCのTopologyを選択します。

(a) Step-down (降圧DC/DC)
(b) Step-up (昇圧DC/DC)
(c) Inverter (反転DC/DC)

Step2. 動作モードの選択

比較したいDC/DCの動作モードを選択します。

(a) PWM/PFM or PFM

メリット軽負荷時に高効率
デメリット出力電流によりスイッチング周波数が変動する
低ノイズが必要なRFやオーディオ等では、スイッチング周波数の干渉の可能性

(b) PWM

メリットスイッチング周波数が出力電流によらず一定のため、ノイズ対策が容易
デメリット軽負荷時の効率が悪い

Step3. 電源仕様の入力

比較したい電源仕様を選択します。

出力電流 Ioutについては、効率を重視している出力電流を入力して下さい。この出力電流での効率が高い順に製品の一覧が表示されます。

Step4. 製品の選択 / 製品の絞込み

指定条件に該当する製品一覧が表示されます。
”All Data” をクリックすると、最大30製品のデータが表示されます。

この一覧では、”製品名“, “インダクタ”, “指定Ioutでの効率”, “実装面積”, “最大出力電流”, ”HiSAT-COT“ を確認できます。この一覧から比較する製品を選択、さらに製品の絞り込みを行います。

製品の絞り込み方については、次ページの “最適なICの探し方” で具体例を説明します。