DC/DCコンバータの名称1 : 電圧変換機器
DC/DCコンバータとは、DC電圧をDC電圧に変換する電圧変換機器のことをいいます。
実際にはDC/DCコンバータと正式名称で呼ばずに、”DC/DC”、“DCDC”、“DC-DC” 等のように略称で呼ぶことが多いです。
例えば DC12VからDC5Vへの電圧変換や、Li-ion 二次電池のDC3.6VからDC5Vへの電圧変換がDC/DC コンバータによる電圧変換の例です。
DC/DCコンバータの名称2 : 電圧変換方式の名称
インダクタやトランスを用いてDC電圧をDC電圧に変換する方式も、“DC/DCコンバータ”、”DC/DC”、 “DCDC” 等と呼びます。
そのため、どちらの意味で “DC/DCコンバータ” や “DC/DC” という名称を使っているのか注意が必要です。
電圧変換機器と同じ名称ですが、こちらは電圧変換方式の名称を表しているので、インダクタやトランスを使わずに電圧変換する “電圧レギュレータ” や “チャージポンプ” とは区別することが一般的です。
よく使われる “電圧レギュレータ” と “DC/DCコンバータ” ですが、以下のような特徴があります。
DC/DCコンバータとは
インダクタやトランスを用いてDC電圧をDC電圧に変換する “DC/DCコンバータ” とは、どのようなものなのでしょうか。
DC/DCの一般的な構成としては、インダクタorトランス、コンデンサ、スイッチ素子(MOSEFET or ダイオード)、コントロールICで構成されています。 DC/DCが入力電圧を所望の出力電圧に変換するために、コントロールICがスイッチ素子のオン/オフ時間を適切に制御します。このオン/オフ時間の制御により、入力電圧や出力電流が異なる様々な電源仕様においても、出力電圧が所望の設定出力電圧になります。